厳密に言ってくれたまえ

最近、と書くともしかすると、最近、という時間概念はあいまいなものであり、例えばお前にとっての最近は過去1週間に起こった出来事のことを指すかも知らんが、私にとっての最近は過去1年間のことである、という印象の食い違いが起こる可能性が大であり、こんな厳密性を欠いた文章および厳密性を欠いた人間の述べる意見など読んでられん、不快だ、馬鹿野郎。なんて言ってくる人がいるかも知らんが、大きなお世話だ。そもそも俺はお前なんかのお目に入れるために書いてるんじゃねーよ、勝手にさせろ馬鹿野郎。って誰に言ってるのかわからないしそれに厳密に言ったところでそんなに難しい話ではないので厳密に述べさせていただくと、1か月前くらいすなわち私がドイツから帰ってきた当たりくらいから「はせけんあのフェイスブックの投稿なんなんw」とよく聞かれる。

 

あのフェイスブックの投稿は、いつも私が書いている日記に書ききれない、心の叫びである。

 

と、書くとやはり厳密性に欠けるなぁ。日記といっても様々な様式をとるからね。なので少し厳密に言わせてもらうと、ドイツ連邦共和国バイエルン州ミュンヘンのルードヴィッヒ・マクシミリアン・ユニバーシティ・ミュニックの近くにある小さな書店で西暦2015年10月中旬に私長谷川健太が購入したトルコ製の黄緑色のノートに、原則毎晩、酒を呑んで帰ってきたりした日は書かずに2,3日に1回、原則シャープペンシルで、時々ボールペンで、その日の出来事や思ったことを書いている、がそこに書ききれない感動、歓喜、絶望、怒り、悲しみその他もろもろ心情の吐露が吐露したものである。

 

例えば今日も、心動かされる機会があった。厳密にいうと2回あった。1つ目はシューカツの集団面接というものである。

 

と、書くとややもすると厳密性の欠如により皆様を深い混乱に陥れてしまうかもしれない。言い直そう、厳密にいうと、京都に本社を置くメーカーの本社ビル4階の小さな会議室に、大体40歳後半くらいでなんとなくテレビのコメンテーターでこういう感じな顔の人いそうだな。と思わせて来るようなオジサン面接官1名の前で、似通った黒のリクルートスーツに身を包んだ男子5人、厳密にいうと私大出身者4名と私、が同じ質問をされて順番に語っていくという、午後3時30分に開始して約1時間にわたり繰り広げられた質疑応答、である。

 

そこで私は驚愕した。

 

と、書いたりすると、驚愕なんてのも程度問題で私としては少し驚いたくらいでは驚愕、なんて大仰な言い回しをしたりしないが、お前はいかにも盛りに盛って話をしそうなタイプだな、信用できん。なんていう人が出てくるのもあるいは仕方のないことである。そんなつまらない理由で読むのをやめてしまう方がいたらそれは書いてる私も読んでるその方も両方にとって不幸というものだ。なのでやや厳密に、比較的に客観性を維持しているたとえ、事実もって言わせてもらうと、たとえば、うーん、難しいな、たとえば私は驚愕しすぎて、ワンピースの錦えもんがゾウに登場したときのネコマムシとイヌアラシの驚愕した顔、のような顔になってしまい、さらに厳密に付け加えるなら、ひ、ひぃぃ...と小さく呻き、少しふるふるし、失禁しかけた、面接官を前にしているにも関わらず、である。それくらい驚愕した。

 

と、ここまで書いて、実は結構疲れてきている。厳密にいうとコタツに入ったままだらしなく横になり身動きが取れず、寝返りを打とうにも打つ気力すらない、背中がかゆいがぽりぽりする気力すらないというような状態であり、明日は大阪で、厳密にいうと中之島あたりで面接がありそれに出席しなければならないが、このままだと寝過ごして出席できず、もちろんその後の選考にも残れず、就職はできずできても出世できず、金がないから女の子にもモテず一生1人で生きていかざるを得ない可能性が大なので、このへんでやめようと思った現在夜11時、厳密にいうと11時3分。